2009年6月24日水曜日

Denver USGS




ここDenverのGoldenはUSGSの本拠地?でもあります。
世界の地震の震源をここで決めているそうです。
今回内部の見学ができたのでちょっとだけ紹介をします。
1枚目が入り口です。
セキュリティーがあり、アポがない人は入れないようです。
2枚目は説明をしているところです。
処理している地震のデータ数は5000チャンネルほどだそうです。
私の予想より少ないです。ちなみに日本国内で観測している
地震データのチャンネル数は5000チャンネルを超えており、
また、名大に来ている地震の波形データが5000チャンネルほどですので、
世界を相手にしているUSGSと名大で取得しているデータは
ほぼ同じ規模になりますね。いかに日本の地震のネットワークが
充実しているかが分かります。
3枚目が地震が発生した際にどこの観測点がどの地震のフェーズを観測
したのかが分かるようになっています。
この写真では分かりませんが、USGSの観測網はカリフォルニアに多くあり、
それらの観測点はノイズが高い場所が多く、ミストリガーが多数ありました。
震度予想や損失予想など地震に関連する情報を20分以内に
自動的に計算するとのことです。

どうしても気象庁と比較をしてしまうのですが、
残念ながら、気象庁の震源決定システムの見学をしたことがないので、
コメントできません。アメリカの方が先になってしまいました。

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